会津坂下町の福原地区にある農家民宿komelon(コメロン)このちょっと変わった名前の由来は、 オーナーの長峯さんが米とメロンの栽培農家だから。
今回はそんな“米とメロン農家”であるkomelonオーナー長峯さんのお宅へお邪魔し、会津坂下町での農家民泊の 醍醐味についてお聞きしました!
長峯さんが思う、会津坂下の農家民泊の在り方についてもお話して頂きました。


長峯さんが農泊の許可を取ったのは今から5年前のこと。
 農泊を始めるきっかけは、「もともとは農泊受け入れがしたかったわけではなくて“メロンスクール”がしたかったから」。 メロンスクールとは、毎年6月から9月の毎週土曜に開催されている、メロン栽培講座のこと。長峯さんは、作り手(メロン農家)としてただ“メロンを作って売る”というだけでなく、“作るということを教えてノウハウを広めたかった”からと言います。このメロンスクールこそが、長峯さんが農泊をはじめたきっかけなのです。
 しかし、「メロンスクールは丸二年開催して二期生まで受け入れたんだけど、その後は震災で開催されていないんだ」と少しさびしそうな様子の長峯さん。それでも震災後は、会津坂下町への農作業ワーキングホリディでやってきた人などがリピーターとなり農泊に訪れ、さらにそのリピーターの方々の友人や知人も訪れるように。リピーターの方は年に2、3回は宿泊に訪れ「下手したらその人の親戚以上に会いに来てくれてるんじゃないかな」と嬉しそうに語る姿が印象的でした。さらには去年、農家が農家に泊まりに来た!との情報が。もちろん話題は農作業についてだったとか。


「自分が消費者(宿泊者)だったら農家のリアルを感じたい。もちろん主軸は農家だし、だから忙しくてあんまりおもてなし出来ない時もある。でもそれも本当の農家なんだよね」
 ひとつひとつの出会いを大切にし、農泊は商売としてではなく、人と人の繋がうまれ会津がいいと思えるきっかけでありたいといいます。会津にはおいしいものも、素晴らしい風土もあるけど、何よりも人に会いにやってくる。 一度泊まりに来てくれた人と長続きする付き合いが出来るように、宿泊者が気持ちよく過ごせるようなアクションを積み重ねていきたいという長峯家への農泊は、きっと素敵な人との出会いや繋がりが見つかる、そんな気がしてなりません。
 たまたま手に取って心に残る本のように、また読みたい=会津にまた行きたい、ずっと大切にしたい=出会いや繋がりを大切にしたい。そう思ってもらえる場所。お話を伺いながら、わたしも泊まりに行ってみたいなあ、思わずそんな気持ちになる長峯家でした。



Q.

年間の宿泊・体験者数を教えてください

A.

宿泊は年に10人くらい。体験はほとんどいなくて年に1人いるかいないか。
年齢層は、若い女性が多いです。みんなでご飯を食べて、お酒を飲んで、女子会みたいになるんだ(笑)

Q.

初めて農泊を体験する方へ一言

A.

はじめてくる人はドキドキしちゃうよね。
緊張するとは思うけど、田舎までわざわざきて緊張する必要はない。
でもホテルや旅館とは違うから、そこは間違えないでほしい。
とにかく会話を楽しんで、農泊をやってる人たちは喋るの好きだから!
受け入れ側もコミュニケーションを大切にするように心がけています。

Q.

農泊受け入れをしていてうれしかったことはありますか

A.

横浜の実家に帰った人からきたメールで「ホームシックになった」とかいてあったときはすごく嬉しかった。
その人は実家に帰ったはずなのに、うち(長峯家)が恋しいって言うのは凄いよね。

Q.

長峯家のおすすめ宿泊季節を教えてください

A.

時期が良ければ(9月~11月頭まで)おいしいメロンがたべられる!
けど忙しいからあんまりおもてなしは…ゆっくりできる季節は2月、でも寒いから6月がいいかな。

Q.

最後に一言お願いします!

A.

田舎の生活・空間は“普段着”です。“着飾ることなく”来てください。のんびり五感で。
あ、仕事(農作業)したかったらいくらでもあるので、その時は言ってください(笑)